エコワークショップ & GREEN DRINKS AKIBA

「ジビエ(狩猟鳥獣)と料理による環境対策」

ワークショップNo.0215gda

開催日 平成23年2月15日(火)17:30~22:00(ワークシップ19:30~) 時間 19:30~21:30 (GREEN DRINKS開店は17:30~22:00)
場所 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールドUDXマルチスペース 参加費 無料(飲食は別途、有料)
募集対象 環境問題に関心のある方、研究者、市民活動・NPOなどの実施者、企業の環境担当者、環境ビジネス関係者または関心のある方、エコ検定認定者、他     募集人数 90名

UDXオープンカレッジとして月1回ずつ開催されているエコワークショップ&GREEN DRINKS AKIBA。今回は、「ジビエと料理による環境対策」というテーマで皆様にお越しいただきました。 

GREEN DRINKSは、世界共通の「アルコールを飲みながらエコを語る会」ですが、このテーマにおいて秋葉原で何ができるか、ジビエ料理のシェフ、メイドさんたちを交えて楽しく意見交換をしました。
  
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 農林水産省によると、野生鳥獣による農作物の被害はなんと年間200億円で、6割が獣類、4割が鳥類、内、獣類被害の9割がイノシシ、シカ、サルによるものだそうです。これらの鳥獣による被害は直接被る経済的な被害のみならず、生産者の精神的ダメージという点でも影響は大きく、ひいては農業人口の減少の一因にもなっていると言えます。
 
そこで最近注目を浴びて来たのがジビエ料理。駆除された害獣を食糧として流通させることで農業や食糧自給率、環境対策の課題を解決しようというものです。
 
 当日はジビエ料理界で第一人者とされるシェフに腕をふるっていただき、鹿肉を使ったハンバーグやサラミ等を試食しました。思ったより臭みもなく、アキバのメイドさん達からも「こんなにおいしいなんて・・・!!」と驚嘆の声、しきりでした。
 
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その後話題は、アキバとジビエ料理を結びつけられないかということになりました。「メイドカフェでジビエ料理を出し、ご主人様にたくましくなっていただく・・・」、「アキバでモンスターを倒すゲームをやり、その後ジビエ料理を食べることが一種のブームになればいいのでは・・・」等の意見がでました。
 
農林水産省では、Food Action Japanプロジェクトなどで国内食糧自給率のアップを目指す活動を推進しています。しかし鳥獣被害が農業人口を減らしているとすれば、まさにその弊害となっているといえます。今、TPPの行方を懸念する声も聞かれますが、そういう意味でもジビエ料理の今後の普及は、キーワードとなるのかもしれません。
 
 
今後のジビエを取り巻くビジネスとして、私たちは次のように考察します。
 

1.今後、ジビエ料理はますます普及傾向にあると思われます。海外では、特にフランスでは既にジビエ料理が普及しており、普段の食卓に上っているという実情も理由の一つです。また、上述した通り、環境、国内食糧自給率、農業振興の観点から考えれば、ジビエは非常に理にかなった食糧だと言えましょう。牛・豚・鳥などと比べ、栄養のバランスも良く、低脂肪・高タンパクであるとされています。

 

2.アキバでジビエブームに火がつく可能性があります。なぜか。それはアキバが、ゲームあり、メイドさんあり、ニッチな製品ありの街だからです。ニッチなイメージのジビエは一種のサブカルチャーとして受け入れられる可能性は大です。地方との連携でジビエ食材を取り寄せ、料理を秋葉原で食する、こんなルートができてもおかしくはありません。

3.ジビエと健康との関連。これも注目すべき点です。通常、ジビエは新鮮でなくては食べられません。新鮮で高たんぱく、低カロリーな食材であるジビエ、それが日々の健康、予防医療、美容や介護食として用いられることもあり得ることです。

 
UDXオープンカレッジでは、現在、ドクターズキッチンプロジェクトが進行中です。保険で給付される給食の考え方やレセプトの方針が変わる中で、医師の監修やプロデュースによる食品やレシピ開発が行われるようになることを想定しています。それに伴い、惣菜中食や給食、外食業界の在り方も変化するでしょう。今後、医療機関だけではなく、健康サービス産業、生産者や加工メーカー、フードサービス産業、厨房産業、調理家電メーカー、情報システム産業など、多くの業界がコラボレーションし、インフラ整備を進める必要性もでてきます。
 
UDXオープンカレッジでは、ドクターズキッチンに関するビジネスワークショップを定期的に開催しております。近々では、3月か4月に「老健施設、介護関連施設でのデジタルキッチン活用による質と業務効率の向上策」というイノベーションワークショップを開催の予定です。医療健康関連業界、介護福祉施設業界、フードサービス産業、食の生産、加工、流通に関わる研究者、事業者などの他にも、興味ある方は是非ご参加ください。新しいビジネスの可能性を感じていただけるのではないかと思います。
 
※「老健施設、介護関連施設でのデジタルキッチン活用による質と業務効率の向上策」イノベーションワークショップは、ジビエ料理とは関係ありません。
 
★ジビエに関わるご相談、ビジネス機会は
ジビエをテーマとした新たなビジネス機会、または課題解決策などのご相談は新産業文化創出研究所(ICIC)までご相談下さい。
 
 
 
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GREEN DRINKS AKIBA
エコ、地球環境、生物多様性、自然エネルギー、リサイクル、農業、食などについて様々な分野で活躍する方々とエコテーマに 国籍、人種を問わず毎月第三火曜日にアルコール片手にワークショップ、セミナー、交流会を行う企画です。地産地消をテーマとしたエコ料理もご用意しています。ワークショップは様々なテーマで分科会を実施します。気軽にエコに参加しませんか。
 
「ジビエ(狩猟鳥獣)と料理による環境対策、農業振興、食糧自給率向上」
今回のテーマは 農業等に被害を与えることや自然界のバランス維持のためなどにより駆除された害獣を食糧として流通することで、環境対策、農業振興、食糧自給率向上などを解決するためのワークショップとなります。特に普段の食生活になじみの無かった鹿や熊、猪や兎などの肉を調理する「ジビエ」料理等の普及促進により、食肉を無駄なく活用する市場を拡大します。農林水産省もこうした取り組みを支援することで、有害鳥獣による農業被害を少なくし、新たな食文化に寄与することを検討しています。
  
 
◇プログラム
農山村は今、鳥獣害に苦しんでいます。せっかくつくった作物を鳥獣に食べられてしまい、後継者不足などの他の課題と相まって農業を辞めてしまうケースまで出てきています。
そんな中でアキバでできることは何か。2月のエコワークショップ&GREEN DRINKS AKIBAは、ジビエ料理の第一人者であるオーベルジュエスポワールの藤木シェフらを迎え、鳥獣料理を食べながら考えます。秋葉原菜園に関わるメイド店の皆さま(シャッツキステさん、JAMアキハバラさん、声優のたまごさん、Bar Gartenさん、LittlePSXさん)がジビエ料理に挑戦。
 
・農山村の鳥獣害現状報告
・鳥獣肉の可能性
・アキバでの展開案
・勇者が食べたい鳥獣料理お披露目
 
◇お食事お飲物サービス開始 試食 17:30~
◇ワークショップ はじめに 19:30~
・新産業文化創出研究所 所長 廣常啓一
◇パネルディスカッション 19:40~
・農林水産省 総合食料局食品産業振興課長 植村 悌明氏
・オーベルジュエスポワール 藤木 徳彦氏
・鳥獣giga 佐谷 恭氏 (株式会社旅と平和 代表取締役社長)
・NPO法人リコリタ 真田 武幸氏
司会:日本農業新聞 広報局事業開発部長 田宮 和史郎氏
 ◇交流会 21:00~
  
※ジビエ(仏: gibier)とは、
狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣である。主にフランス料理での用語。本来はハンターが捕獲した完全に野生のもの(仏: sauvage、ソバージュ)を指すが、供給が安定しない、また入手困難で高価になってしまうといった理由で、飼育してから一定期間野に放ったり、また生きたまま捕獲して餌付けしたものもドゥミ・ソバージュ(仏: demi sauvage、半野生)と呼び、ジビエとして流通している。
 
 
 エコワークショップ&GREEN DRINKS AKIBA
エコワークショップ&GREEN DRINKS AKIBA は「エコ」に関る様々な知(ナレッジ)や人、活動の集積交流のためのプラットホーム事業となります。自然や環境、省エネルギー、リサイクルや緑化、食や健康などのエコロジー活動に関心のある方、また、エコに関する科学や技術をお持ちの方、社会活動や企業活動を実施の方、教育や普及活動を行う方、同団体などの情報交換や意見交換、交流を「飲み会」としてスタイルで世界的に実施するものです。
 
エコワークショップ では「ITとエコ」「家電とエコ」「デザインとエコ」「アニメとエコ」「ゲームとエコ」「食とエコ」「農業とエコ」「鉄道とエコ」など秋葉原的コンテンツから「科学技術とエコ」「子供教育とエコ」「医療健康とエコ」「国際交流とエコ」「企業活動とエコ」「地方自治とエコ」「産官学連携とエコ」など様々縦割りの活動を「エコ」をキーワードに横串を通すことでエコのイノベーションを作り出す「オープンイノベーション」の場となります。エコに関しての技術や活動のプレゼンテーションの場としても活用できるものです。
 
GREEN DRINKS AKIBA ではこうしたワークショップやセミナー、展示会の会場を交流の場としてスピーカーも参加者も楽しく飲みながら、食べながらプレゼン、議論を行えるイベント空間となります。食事やドリンクもエコテーマの各地の食材を味わうことが出来ます。エコ調理教室や調理実演などもお楽しみいただけます。食品食材のPR出店も歓迎いたしております。
※GREEN DRINKS とは ⇒ http://www.greendrinks.org/ 

 

 

 

ジビエ料理を食べながら「鳥獣害にアキバができること」をディスカッション 野生鳥獣による農作物の被害額は200億円以上にのぼる フランス滞在がきっかけでジビエの可能性に着目したと話す農林水産省の植村氏(中央)
スペシャルメニュー「鹿肉の煮込みハンバーグ」は限定30食。完売 「思っていたよりおいしい!」「お店のメニューに加えたい」と好評だった 藤木シェフの指導のもと、メイド店の皆さんがクマ肉を使った料理に挑戦