宇宙の日ジュニアサイエンスカフェ

宇宙から見た月と地球(月周回衛星「かぐや」と「だいち」)

ワークショップNo.0926

開催日 平成21年9月26日(土) 時間 13:30~15:30
場所 UDX4F 先端ナレッジフ ィールド UDXマルチスペース(東京フードシアター5+1) 参加費 無料
募集対象 小学生1~6年生、中学生 募集人数 50名
(世界天文年&宇宙の日 記念企画)
月探査衛星「かぐや」をテーマとしたジュニア・サイエンスカフェとなります。
 
講 師 : 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構  祖父江真一 先生
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テーマ : 宇宙から見た月と地球
月探査の未来を拓く月周回衛星「かぐや」から見た月と地球の画像、そして地球観測衛星だいちでの観測による地球の画像を紹介します。
あわせて、これらを用いたペーパークラフトを使った工作も体験してもらいます
 
月探査の未来を拓く月周回衛星「かぐや」とは
 2007年9月14日、日本初の大型月探査機がH-IIAロケットによって打ち上げられました。この計画は「SELENE(セレーネ:SELenological and ENgineering Explorer)」と呼ばれ、アポロ計画以来最大規模の本格的な月の探査として、各国からも注目されています。
主な目的としては、月の起源と進化を解明するためと、将来の月の利用のためのさまざまな観測です。これまでの探査計画でも月に関する多くの知識を得てきましたが、月の起源と進化に関しては、依然として深い謎のままです。
「かぐや」は月表面の元素組成、鉱物組成、地形、表面付近の地下構造、磁気異常、重力場の観測を全域にわたって行いました。これらの観測によって、総合的に月の起源・進化の解明に迫ると期待されています。同時に周回衛星に搭載された観測機器で、プラズマ、電磁場、高エネルギー粒子など月周辺の環境計測を行います。これら計測データは、科学的に高い価値を持つと同時に、将来月の利用の可能性を調査するためにも重要な情報となります。

「かぐや」の構成と具体的なミッション内容
「かぐや」は主衛星(月周回衛星)と、2機の副衛星「おきな」(リレー衛星)・「おうな」(VRAD(ブイラド)衛星)から構成されています。主衛星は高度100kmの極周回円軌道に投入されました。「おきな」はその途中の遠月点高度2400kmの楕円軌道に乗り、月の裏側の重力場計測のため地上局と主衛星との間の通信を中継しました。「おうな」は遠月点高度800kmの楕円軌道に投入され、電波を送信することで月の周りの重力場を測る役割を担いました。
2009年6月11日、運用を終えた「かぐや」を、東経80.4度、南緯65.5度へ制御落下させました。
 
宇宙の日とは?            http://www.jsforum.or.jp/event/spaceday/
 
1992年は、世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという国際宇宙年(ISY)でした。日本においても、この国際宇宙年をきっかけに末永く宇宙の普及活動を行おうと考え、一般の方々から「宇宙の日」にふさわしい日を公募しました。その結果、1992年、毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った日、「9月12日」が選ばれました 以後、毎年9月12日を「宇宙の日」として、様々な関連行事を行っています。ちなみに92年の読み方と9月12日の読み方は同じ九十二で、日本語の語呂合わせにもなっています。
毎年、「宇宙の日」を含む約1ヶ月間を「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、青少年向け宇宙イベント「宇宙ふれあいフェスティバル」や「作文・絵画コンテスト」を開催したり、宇宙航空研究開発機構などで各事業所の施設を一般の方々に公開したりしています。
 「宇宙の日」「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、集中していろいろな宇宙関連行事を行うことになっています。
「『宇宙の日』ふれあい月間」は、期間中のイベントの一体感を醸成し、相乗効果により、より多くの方々に「宇宙」、「宇宙開発」、「宇宙の日」を理解してもらうことを目的としています。
 
「宇宙の日」主催者・・・文部科学省、自然科学研究然機構国立天文台、宇宙航空研究開発機構、日本科学未来館、(財)リモート・センシング技術センター(財)日本宇宙フォーラム(財)日本宇宙少年団
 
 
 
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA  とは? 
 
 
2003年10月、宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が1つになり、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行うことのできる機関が誕生しました。
それが、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)です。
宇宙開発利用と航空研究開発は、国の政策目標を達成していくための手段であり、問題解決に貢献することはJAXAにとって重要な使命です。JAXAはこの自らの使命を実現するため、20054月に「JAXA長期ビジョン"JAXA2025"」を提案しまし
た。
JAXAは、「空へ挑み、宇宙を拓く」 というコーポレートメッセージのもと、人類の平和と幸福のために役立てるよう、宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に挑みます。
 
「ジュニア・サイエンス・カフェ」は、科学の専門家と子供や一般の方々が、喫茶店など身近な場所でジュースやコーヒーなどを飲みながら、また、おやつを食べながら科学について気軽に学び、また語り合う場をつくろうという教室の試みです。飲み物・おやつなども無料となっております。今回はドクターズレストランでおなじみの東京フードシアター5+1をカフェとして宇宙のロマンを子供たちと共有する親子参加型の企画となっております。大人だけでの参加も大歓迎!!大人も結構はまりますよ。 
 
 
 
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講師の祖父江真一氏(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)。右手に持っているのは月周回衛星「かぐや」の模型。 「かぐや」が作られた目的を説明。 参加者を地球(写真右)と月(右から2人目)に見立てて、月と地球の関係を説明。自転と公転ついて解説していただきました。
地球の砂と月の砂が入った砂時計を見る参加者。写真右の灰色が月の砂。 月の模型(写真左)とペーパクラフトで作成した月球儀を見比べる様子。大人も子どもも、地球からは見えない部分を確認して驚いていました。 「かぐや」から見た地球の画像を紹介。祖父江氏が指しているところが南極大陸。