エネルギーの市民大学 みんなのエネルギー会議

地産地消型バイオエタノール生産システム確立の試み

ワークショップNo.130308 eino

開催日 平成25年3月8日(金)15:00~17:00 時間 15:00~17:00
場所 秋葉原UDX4F UDXオープンカレッジ 参加費 無料
募集対象 エネルギーや環境に関心のある一般の方(子供、大人)、街づくり、設備・通信関係、エネルギー関係者、等 募集人数 30名

筑波大学生命環境系 食品バイオマス工学研 准教授 北村豊先生にご講演いただきました。

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地産地消型バイオエタノール生産システム確立の試み
~可搬型多目的リアクタを用いたオンサイトバイオエタノールの生産

これまでのバイオ燃料研究が指摘するとおり、資源作物や廃棄系バイオマスなどを原料とする燃料用エタノール生産事業を成立させるには、従来の飲料用エタノール製造と比較して、省エネルギーや省資源を徹底する必要があります。

そのためには、原料やエタノールの生産から流通・利用までの工程をできるかぎり効率的かつ省力的に行うことが有効です。

このような視点から、筑波大学生命環境系食品バイオマス工学研の北村豊准教授は、可搬型の多目的リアクタを構築され、旧国研や機械メーカー、自治体などと共同で、地域の産業振興や環境保全に寄与できるような地産地消型バイオエタノール生産システムの確立を目指されています。

本講演ではエサ米および干しイモ加工残渣を原料とするバイオエタノール生成について、競争的資金の活用により行ってきた現地試験研究の成果についてご紹介するとともに、日本におけるバイオエタノール普及推進の課題について討議します。

【平成25年度プログラム】

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◇平成25年4月20日(土)(エネルギーの市民大学)
熱エネルギーの有効利用

◇平成25年5月31日(エネルギーの市民大学/こども大学サポーターズ倶楽部)
『潤いのある低炭素社会と感性豊かな子供の育成』

◇平成25年6月21日(エネルギーの市民大学)
『創・省エネルギー技術として注目が集まる熱電発電
~棄てられている未利用熱からの発電』

◇平成25年6月27日(エネルギーイノベーション研究会)
『廃棄物・バイオマスからのエネルギー回収 - 夢を語り現実を視る』

◇平成25年7月12日(地産地消エネルギー普及研究会)
『(仮題)鹿児島県工業団地の自然エネルギーを活用したまちづくり事例
 ~地域の合意形成、資金調達、街づくりとしての広がり』


【平成24年度プログラム】

◇平成24年11月25日(ウェアラブルスマートエネルギー研究会)
『ウェアラブルスマートエネルギー 局所冷暖機能「ネッククーラー」の応用』

◇平成24年12月18日(エネルギーの市民大学)
『東京で地熱利用は可能か―地熱利用の仕組み・課題・可能性、そして東京では―』

◇平成24年12月25日(ウェアラブルスマートエネルギー研究会)
『ウェアラブルスマートエネルギー 温度制御機能の応用分野を考える』

◇平成25年1月25日(エネルギーイノベーション研究会)
『最適な自然エネルギー発電導入 ~日本の潜在的な自然エネルギー資源、品質確保のための制御法など』

◇平成25年2月8日(エネルギーの市民大学)
『近い将来のエネルギー供給 新しいエネルギーの紹介、利用に必要な条件』

◇平成25年3月8日(エネルギーの市民大学)
『地産地消型バイオエタノール生産システム確立の試み』

 

◆平成24年8月12日(みんなのエネルギーフェスタ2012)
『エネルギーを着る、そしてコンピュータを着る』
①エネルギーを着る技術の進化
②快適・省エネヒューマンファクタ-に基づく携帯形電子冷暖房の開発(
③超小型衝撃発電システムの紹介(
④ジャイロ発電機
⑤RFIDファイバー、RFIDテキスタイルの紹介
⑥柔らかいウエアラブル用電子回路について
⑦日常生活見守り技術
⑧ヒューマンプローブ
⑨高齢者資源の利活用
⑩ウェアラブルファッションを通して考える今後の社会

◆平成24年8月12日(みんなのエネルギーフェスタ2012)
『サスティナブルシティ』~市民提案による新しい社会システム~
①桐生市における市街地の再生』 (まちづくりの視点)
②『EVテクノロジーとまちづくり』(テクノロジーの視点)
③『サスティナブルシティための国の役割』
④『セグウェイを利用したつくば市特区実証実験の現状』
⑤『地域エネルギーによる地域おこし でんき宇奈月プロジェクト』

◆平成24年8月13日(みんなのエネルギーフェスタ2012)
『電源構成における3つのシナリオ』

◆平成24年8月13日(みんなのエネルギーフェスタ2012)
『今後のモビリティ社会について~超小型EVのあるくらし』

新産業文化創出研究所 所長の廣常啓一からは、開催趣旨が述べられました。社会への啓蒙活動であり、またそこから事業化などを目指すものとしてもこの「エネルギーの市民大学」を活用してほしいと述べられました。 今回話題提供をしてくださったのは、筑波大学生命環境系 大学院生命環境科学研究科 北村豊教授。日本型バイオエタノールとして、お米、干し芋を原料とした実験を例にお話しをいただきました。 米作りは日本の風土にあっており、また休耕田の活用、エタノール収率の高さ、緊急時の食用などの観点から、お米はバイオエタノールのポテンシャルを持つものですが、多収性のための工夫、作業工程簡略化や運搬費削減の工夫をすることによってコスト削減を図る必要があるとのことでした。
干し芋を原料にすることにおいては、残渣を活用することができるので、お米よりも適しているとのこと。エタノール化させるのは、オンサイト(現場)で可搬式蒸留リアクターを使用して行います。 濃度を高くすることにこだわれば収率は下がるので、目的に応じた濃度にして多様な利用を考えらるのが良いとのことでした。99%まで濃縮できればガソリンへ混ぜるなどが可能で、50%以上であれば固形燃料、40%以下であれば土壌消毒として使うことができます。 会場と活発な意見交換がなされました。日本のバイオエタノール原料としてふさわしいものは何か、通年で供給できる原料は何か、小規模の街づくりとして活用できないか、事故米、汚染米を原料とすることは可能なのかなど。また、先生の意思を引き継ぐ学生に実用化のために活動を期待している、という意見もありました。