次世代情報セキュリティ研究会、医療クラウド研究会、次世代健診&検診センターとPHR研究会 

医療情報漏洩対策 ~3年後、先生方は医療情報を守れていますか?~

ワークショップNo.111017ic

開催日 平成23年10月17日(月)13:00~15:00   時間 13:00~15:00
場所 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールド ギャラリーネクスト2 参加費 無料
募集対象 医療病院情報の施策、計画、業務、運用、情報管理に関わる方、セキュリティ対策のご担当者、個人情報管理、企業情報管理のご担当者、病院クラウド、電子カルテ、EMR、PHRなどに関わる方等  募集人数 30名 

 

医療の情報化、IT化は電子カルテや医薬品情報データベースなどだけでは有りません。医療機器のコンピュータネットワーク制御、医療ロボットから検体データの管理や識別、健康診断データや個人の生活履歴としてのバイタルデータ(PHR)管理、患者のベッドサイド端末や携帯端末を活用したヘルスケアサービスまで医療機関と連動した付随サービスまで様々な領域に拡大してきています。病院内の情報ネットワーク(EMR)も他の病院間ネットワーク(EHR)、そして診療所や介護施設、福祉施設などとの情報ネットワークの時代がやってきています。
 
政府の「どこでもマイ病院構想」やメディカルリズムの時代になるとその情報の網の目は地域の隅々、またグローバルな国際ネットワークの情報システムの中に組み込まれることとなります。
 
更に医療クラウドの進展と合わせて、個人の医療健康情報の管理から病院管理や高度医療機器の制御までにハッカーの侵入やウィルス対策、サイバー攻撃にいたるセキュリティ対策が重要な課題となっ てきます。
 
今回は「次世代情報セキュリティ研究会」と「ヘルスケアビジネス研究会」の部会である「医療クラ ウド研究会」「次世代健診&検診センターとPHR研究会」などの共同プロジェクトとして、数ある医療 IT化における問題の中から、「医療情報漏洩対策」について、セミナーを開催致しました。
 
 
◇プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
■基調講演:医療IT化の現状について
  東京電機大学未来科学部学部長 安田浩 氏
 
■医療・健康産業のIT化の個人データ管理の現状と可能性について  
  新産業文化創出研究所所長 廣常 啓一
 
■高機能病理検査システムと情報漏洩対策(検体管理・識別の現状課題を例に)
  大阪市立大学 名誉教授  工学博士 志水 英二 氏
 
■クラウドのセキュリティ事情について         
  情報通信研究機構(NICT) 情報通信セキュリティ研究センター
  グループリーダー中尾 康二 氏
 
■情報漏洩対策について
  情報通信安全促進協会(JCSA)
 
■Q & A
■フリートーク(ワークショップ)

  

【プロフィール】

安田 浩 氏  

東京大学名誉教授

東京電機大学未来科学部学部長

一般社団法人 情報通信安全促進協会(JCSA)理事長

シミュレーション医療クラウド構想推進委員会 顧問

総務省 情報通信審議会専門委員

総務省 住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会座長

総務省 次世代の情報セキュリティ政策研究会座長

内閣官房IT担当室 電子私書箱(仮称)構想検討会座長

政府IT戦略本部 委員

内閣府沖縄振興審議会委員

財団法人 セコム科学技術振興財団 理事

スマートフォンセキュリティフォーラム 会長 他多数

 

 

中尾 康二 氏

 ()情報通信研究機構(NICT) 情報通信セキュリティ研究センター グループリーダー

一般社団法人 情報通信安全促進協会(JCSA)理事

NPO法人 日本ネットワークセキュリティ協会 副会長

日本ISMSユーザーグループ 発起人代表

ITU-Tセキュリティ会議 副議長

KDDI株式会社 運用統括部 情報セキュリティフェロー

(公務) 経済産業省 情報セキュリティ監査研究会委員

    総務省 次世代の情報セキュリティ政策研究会 座長代理

    内閣官房 IT担当室 電子政府ガイドライン作成検討会構成員

  

ファシリテーター : 新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一

 

 

【医療クラウド】

【どこでもマイ病院構想】

【EMR  EHR   PHR】

東京電機大学未来科学部学部長 安田氏基調講演。「情報には、漏洩しても変更すれば危険が解消するものと、変更不可で漏洩すると永久に危険なものとの2種類あり、異なるセキュリティ対応が必要です」「これまでは、1:1の通信、1:Nの放送、がコミュニケーション構造であったが、これからは通信と放送が融合したm:mのコミュニケーションになっている」 安田氏講演続き。「検索エンジンの誕生した1980年からデジタルクラウドが完成する2030年までの50年間は情報ビッグバンと呼べるほどの劇的な変化です」「次世代の個人型電子カルテは個人情報の塊で危険が一杯です」「シミュレーション医療クラウドの構築と新産業の創造をJCSAとしては皆さんと一緒にやっていきたいと思っております」 新産業文化創出研究所所長 廣常の講演。「病院の持っているデータを外出ししてクラウドに入れることで、大幅な医療費の削減になります。クラウド化すると、現在の病院系列は、東大系列などの大学系列から、グーグル系列などの情報企業系列になってくるかもしれません。クラウド化のために課題はいろいろありますが、その一つがセキュリティ問題です」
大阪市立大学、志水氏講演。「データを入れられる糸を開発しましたので、これを使うと布、服がコンピューターになります。ユビキタスセンサーを組み込んだ服を作ればバイタルデータをどんどん取得することができます。ただしこれらのデータは個人情報でもありますが、これの情報漏洩対策をどうするかと言われたら現状はお手上げですので、ぜひとも安田先生などセキュリティ研究のお力に期待したいと思っております」 情報通信研究機構(NICT) 情報通信セキュリティ研究センター 中尾氏講演。「マルウェア悪用の時代に入っております。悪用の動機は、お金目的のものと、政治や思想に基づいた攻撃とがあります」「セキュリティ問題はクラウドになってもそのまま継続します」等 情報通信安全促進協会(JCSA)大池氏講演。「JCSAは情報セキュリティにおける研究開発を行っています。サーバー、通信、PCを個別に見るのでなく、ひとつのパッケージとして全体の施策を講じます」「INTφ(イントゼロ)はOSの外で機能する情報通信ネットワーク機器です。OSが立ち上がる前に起動し、OS内のアンチウイルスソフトではカバーできない領域をサポートできます」等