インタラクションデザイン研究会

11月インタラクション・デザイン・セミナー

ワークショップNo.1103ixd

開催日 平成22年11月3日(水・祝日)15:00~18:00 懇親会18:00~ 時間 15:00~18:00  終了後18:00~懇親会
場所 秋葉原UDX 4F 先端ナレッジフィールドUDXマルチスペース(旧・東京フードシアター5+1)            参加費 1500円 懇親会参加費は別途3500円必要。
募集対象 インタラクションデザインを研究する方、関連業界、他 募集人数 100名(応募多数の場合は抽選となります。)

定員に達しましたのでセミナー参加募集を中止しております。18:00~開催する懇親会のみのご参加は、お申し込みいただけます(参加費3500円)。参加申し込みフォームに「懇親会参加希望」とご記入の上、お申し込みください。

定員数を超えた場合は抽選とさせていただきます。ご理解ご協力お願いいたします。 

第三回インタラクションデザイン研究会

「技術とデザインの身体性」

 第3回のテーマは「身体性」です。これはインタラクションデザインの基盤となる考え方です。従来は、人間の脳内の情報処理モデルと対話システム処理系という関係性で人と機械がモデル化(入力ー出力の関係)されることが一般的でした。これは、特定の作業タスクやコンテクストのみではある程度有効な手法でした。しかしながら、技術の発展に伴い機器や情報システムが一般家庭やモバイル環境などの状況がダイナミックに変化するような場面となると、実世界や社会の性質や仕組みを理解した上でのシステム設計が必要となりました。

従来のモデル化は人間を高度に抽象化し、入力ー出力の関係を「点」で捉えてきたと言えます。しかし、日常生活のような動きのあるコンテクストの中でのインタフェース設計は「面」で設計しなければならないのです。人間がどこで、どのように活動を行っているのか、活動や状況それ自体に対するインタフェースを発想しなければならないのです。いわばこれがインタラクションデザインなのです。さらに、身体は環境と密接に関係しており、身体性について考えることは、人間の知性にも関わる重要なことです。今日のヒューマノイドロボットの研究の源流には、脳が知性の本質と捉えた従来の人工知能の失敗があります。つまりロボットの研究は人間の知性を身体と環境とのインタラクションから探りだそうという試みのひとつなのです。

さて、第3回の研究会では慶應義塾大学の山中俊治教授、東京大学の暦本純一教授を講師として迎え、ご講演頂きます。お二方とも企業出身であり、現在大学教授となられていますが、そのキャリア自体が日本のIxDやUXの発展を物語っているとも言えます。山中先生は、デザイナーとしてのご活躍が長いものの、出身は工学部という特異なキャリアをお持ちで、近年は技術者としてヒューマノイド・ロボットなどの開発にも関わっておられます。そして、暦本先生は実世界指向インタフェースの第一人者であり、Pick&Dropといったヒューマンインタフェースの業界の一つの歴史的分かれ目をつくられた方でもあります。山中先生、暦本先生共に、新しい人間観を持ちそれを的確にものづくりに落としこむインタラクションデザインのプロフェッショナルです。

今回の研究会はお二人のご講演に加えて、巨匠と直接対話する時間を多く設けます。また、密な議論を行うためにご講演頂くお二人と会場との距離を近く設定しました。さらに、研究会会場にて懇親会を行い、長時間にわたって参加者同士で意見交換を行うことができるようにしています。現代の巨匠と直接対話することができる貴重な機会を、皆さんと共有できる会にしたいと思います。

講師:山中俊治 教授(慶應義塾大学 政策・メディア研究科)
    暦本純一 教授(東京大学 大学院情報学環)

【プログラム】
14:30 開場
15:00-15:20 オープニング
15:20-15:50 暦本純一教授
15:50-16:20 山中俊治教授
16:20-16:30 休憩
16:30-17:30 パネルディスカッション、および会場との議論
17:30-17:45 クロージング
17:45-18:00 懇親会準備
18:00-20:00 懇親会

懇親会:18:00~20:00 研究会終了後に同会場にて懇親会を予定しています。参加をご希望される方は参加申し込みフォーム「ご質問・お問い合わせ」欄に「懇親会参加希望」とご記入ください。参加費は3,500円(税込)です。

※ご注意:参加希望者多数の場合は10月26日(火)20時に一旦締め切り、その後27日中にご連絡させて頂きます。

 詳しくは ⇒ http://sigixd.org/index.php

 
日本のインタラクションデザインを考える
インタラクションデザイン研究会は日本国内でのインタラクションに関する取り組みを企業、大学、個人を問わず概観し、 我々の向かうべき先を考えるための会です。本研究会はどこの企業、学会にも所属しない有志団体です。
本研究会は定期的(概ね2ヶ月に一度のペース)に開催を予定していいます。各研究会ではそのときのテーマを決め、その分野における第一人者をお招きして、今後の日本のインタラクションに関する取り組みをどのように行っていくべきかを議論します。
インタラクションデザイン研究会(SIGIXD, sigixd)は、それ自体がインタラクションデザインに関する取り組みを行っている人たちを集めて大きなコミュニティを形成するための実験であります
 
くわしくはこちら
 
インタラクションデザインとは?
インタラクションデザインInteraction design)は、技術的システム、生物学的システム、環境システム、組織などの振る舞い(対話 = interaction)を定義し生成する規範の一種である。例えば、ソフトウェア、各種製品、携帯機器、環境、サービスウェアラブルコンピューティング、組織自体などのシステムに適用される。インタラクションデザインは、人工物やシステムのユーザーへの反応を振る舞い(インタラクション)として定義しますIaD または IxD と略記されることもある。システム開発においてユーザーの人力挫作に対するシステムからの適切な反応を設計することで利用目的に合致した両面逮移や,グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)要素の肖然な振る舞いをデザインする専門的な作業となりま
また、複数の異なる分野のデザインが相互作用を及ぼし,新しいデザイン活動を展開することと言う意味としても使用さます
インタラクションデザインは通常ユーザーを調査することから始まり、形状だけでなく振る舞いを強調したデザインを行い、そのデザインはユーザビリティや情緒的観点で評価されています
 
なぜ、今、インタラクションデザインか?
製品とその利用経験(エクスペリエンス)が複雑化し、新たな能力が追加されるにつれて、デザイナーはさらに効果的に製品を使えるよう新たな挑戦を強いられています
新たな技術はそのユーザーにとっては複雑すぎることが多く、インタラクションデザインは習熟曲線を最小化し、製品機能の価値を減らすことなく設計の正確性と効率を向上させます。その目的は、ユーザーの不満を最小にし、生産性を向上させ、満足度を向上させることにあります
インタラクション研究会の目的を説明する坂本大介氏と渡邊恵太氏 第3回研究会のテーマは「技術とデザインの身体性」 暦本純一 教授(東京大学 大学院情報学環)の講演
山中俊治 教授(慶應義塾大学 政策・メディア研究科)の講演 ディスカッションでは、五十嵐 健夫氏(東京大学大学院准教授)からの質問も 「難しい質問が多くて…」と困惑する講師陣。密度の濃いディスカッションだった